育てにくい赤ちゃん
2009年 01月 28日
先回も書きましたが、また書きます。先日京都での「骨盤ケアーとベビィー整体」の研究会に参加して、体のゆがみと育てにくい赤ちゃんの関係の話をききました。驚きました。
そして納得しました。私もそう思います。寝たきりだと赤ちゃんだって肩が凝るし、背中も痛いし、まして思うように動けないことのストレスは相当なものという考えをもっていますから、赤ちゃんには出来るだけマッサージをしたり、動かすようにしてあげるのがよいと思って皆さんにそういっています。
ところが、骨盤ケアーの渡部先生はそれ以上のことをいわれています。体がゆがむと、育てにくい子になる。赤ちゃんが泣くのが当たり前という受け止め方は間違いです。赤ちゃんは本来よく寝てご機嫌よく、元気に育つものです。からだの歪みが育てにくい赤ちゃんをつくるのです。たしかに、アトピーがあったり、体調がいまひとつのお子さんはぐずることが多いかもしれません。それは心にではなく、むしろ体に原因があったのです。
そのゆがみの原因を整理すると
①歪んだ骨盤から赤ちゃんが出てくるとき、赤ちゃんの頭がいびつになる。そして骨格がゆがむ
②難産などのスムースなお産でなければ、頭がいびつになり、骨格が歪む
③抱っこや寝かせ方、授乳の仕方で、体が歪む
などの要因から、歪んだ骨格だと肩や首が凝って生理的な不快感が生まれ、泣く、眠らない、飲まない、いろいろと育てにくい状態になる。
そのために、正しい抱き方、寝かせ方を指導し、遊び方、運動、整体でよりからだのゆがみをとる指導をされています。
実際、ベビー整体が指導できる方がそんな赤ちゃんの整体をすると本当にご機嫌な赤ちゃんになるのだそうです。これは障害をもったお子さんよい指導になるなと思います。
先生はDVD「姿勢のきれいな元気な赤ちゃんに育てよう」を出されています。それをみると大変よくわかる説明があります。
これは私の仮説ですが、もしかして、長子はだいたい育てにくいことが多いようです。それはお母さんが始めてだから神経質になっているからだと思っていました。それもあります。子供の気質もあります。しかしよく考えると長子はお母さんの産道の道がまだついていないのですから、産まれてくるのが大変です。きっと歪みも大きいでしょう。
しかし次からはたいてい育てやすくなります。もちろん子供にもよりますし、親の胎教にもよります。下になるほど育てやすくなります。それは産みやすさと関係しているでしょうか。産道の道のついているとろこを通って生まれ出る赤ちゃんたちの体は少なくとも長子より楽かもしれません。
また生まれた赤ちゃんが泣くのは肺呼吸するからというより、産まれるときが怖いから、不安だからといわれるようになっていますが、渡部先生は歪んだ状態で生まれる赤ちゃんは苦しく痛いから、大声を上げて泣くんだといわれますが、なるほどそれもありかなと納得しています。そこで大切なこと。元気で育てやすい子育てがしたいなら、ゆがみのない骨盤で楽にお産をすることからはじめなくてはいけないですね。