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脊椎手術の手術後回復についての私の体験。首と腰の狭窄症でした。

しばらくブログは書いていませんでした。忙しくて、さらにスマホのラインがあるものですから。しかし済生会脳神経外科のピンチを救うために微力かもしれませんが、いろいろと発信しなきゃとまたブログを開きました。
ところで、手術は成功したといわれたけどまだなんかおかしいと思う人の少なくないと思います。私もそうでした。手術は大成功でした。ひどかった痛みも消え、歩くのも楽になり、上を向いて眠れるようになり、生活が本当に楽になりました。しかし右の腰から足にかけて痛みがつづいていました。リハビリも整体も運動もいろいろしました。時に鼠蹊部もひどく痛みました、激痛のことも。本当に成功かなと疑ったりしました。内科からいろいろ検査もしましたが異常なし。その痛みが本当に消えるのに一年半もかかりました。その後も使い方で痛む時があります。そこで分かりました。それは痛かった頃痛みを庇うために歪んだ使い方をしていた関係かもしれないと。また痛みの連鎖。神経は次々と連鎖していきます。決して手術が失敗なのではありません。それを私の尊敬する金沢脳神経外科医の佐藤医師は「痛みのドミノ倒し」「将棋倒し」といっておられます。悪いところが次に影響して変形を生むのです。一部を守るために負担を次々と広げていくのです。痛みのリングです。さらに年を重ねるごとに筋肉が弱ります。そして痛みがさらに起こるのです。老化は回復も尾染めます。また使い痛みも手術をした人には他の人により過敏に働きます。年を取ることに筋力が弱って痛みの感度が強くなるのです。その上何とかしたいと思って運動がオーバーになって筋肉を傷めるのです。じっとしていらない私はオーバーワークな体の使い方をしていたようです。だって体が動くんですから。だから後でしんどさや痛みがどっと襲うことがありました。
また私には五年たっても改善していいこわばりが手と足にあります。これはもう仕方ないと諦めです。一度痛めた神経の回復は無理、難しいということです。軽い人は大丈夫のようですが、私の様に徹底的に痛めたものは回復は難しいようです。不自由乍ら使っています。
最近膝がひどく悪くなりました。半年前から分かったのですが、軟骨がへっていました。骨粗鬆症はありません。そのためプール歩きなどで筋肉強化に取り組んでいましたが、ここ一月左の痛みが強くなりました。今あらたな治療を整骨院でうけています。そこは母が86歳の頃受けてよかったからです。そこの整骨院でいわれました。半月板も壊れているよ。整形外科ではいわれませんでしが。よくよく考えると私は足腰の故障が多い。若い頃から激しい運動をしてきたし、アキレス腱など両方切っています。靭帯を切ったり、捻挫したり、忙しい。だから膝も知らず知らずのうちに以前から悪くなっていたのかもしれません。以前から歩く時太もものツッパリがつよかったのですが、それはもはや膝の問題だったのです。私は狭窄症の手術の後遺症かと思っていましたが、原因は膝だったのです。
こうしてみてくると脊椎関係の手術の後は、術後後遺症かと間違うほどいろいろなことが体で感じるようです。何しろたくさんの神経が体の中に張り巡らされているし、筋肉も多種多様。どこが本当の問題がわかりにくいのです。どんなによい手術でも完全に治りきると言うことは難しいと思い知らされました。でも私はもし手術をうけなかったら、脳神経外科の低侵襲手術を受けなかったら、今頃こんなに元気姿ではなかったと思います。小さなかぎ穴をあけて筋肉を切るのを最小限にした難しい手術をうけなかったら、もっと痛みに苦しんでいたかもしれません。100は治らなくても手術しか治せない人は恐れることはありません。私の体験記『脳神経外科の首と腰の狭窄症手術』に詳しく書きました。先ごろ岡山済生会の脳神経外科で手術した人が術後後遺症で訴えて、脳外科は全面脊椎手術禁止をうけました。とても理不尽な扱いです。たくさんの患者が救いをもとめて待っているのに。そこでそのクレームを言った人がどんな状態かわかりませんが、今はリハビリで回復中と聞いていますが、その人に術後の状態はこんなにあると教えてあげたいです。私の手術はまだ軽い方で、すべり症の人や本当に大手術を受けた人はもっともっと回復に時間がかかります。あれやこれや思わぬところが痛んだり、そんなことを乗り越えながら回復していくのです。多分医師は専門家でも体験者ではないのでそのへんのところにはあまり意識がないかもしれませんが、そういうことをしっかり教えてあげる人がいるといいとおもいました。私の知人もまだなおらないと腰を曲げて歩いていました。それは腰を伸ばそうという意識が薄いので、伸ばして歩く習慣がすでに亡くなっているからだと思いました。その方は脳梗塞もしているので体の動きがおぼつかないのです。狭窄症の手術が成功したからといって、別な症状がついでに治るのではない事も知らなければなりません。私はなんでも手術を薦めるのではありません。運動やその他の治療で治せるならそのほうがよいでしょう。しかし何十年も痛い痛いと嘆いて暗い人生を過ごすよりは、思い切って手術をうけるのもよいでしょう。手術しか治す手がない事もあります。

by nizicanvas | 2020-01-28 11:11 | 健康

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