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お稽古ごと

毎週土曜日の午前中は孫と二人で知人の先生のところにお琴と三味線を習いに行っています。今日は母が聞きに行きたいと来ました。私たちの今年の発表会にはどの会も体調不良で母はこれませんでしたから。
89歳、めっきり体が弱ってきた母はすべてが最後のお別れと思いつつ行動しているように気がします。
「上手になったね」と喜んでくれました。私のこのお稽古事はすべて母が始まりでした。田舎の山奥に住んでいた当時は習いごとなんか考えたこともない時代です。ある日、学校に行く途中の家でお琴の先生がこられて教えてくれるそうだから習ってみないと母が私に言いました。小学1年か、2年の時です。そこの家はハイカラな家で、同級生がいましたが、お兄さんもお姉さんもバイオリンとかいろいろ習っていたようです。
興味があったわけではないのですが、うんと言って、連れていかれ、それが私とお琴との出会いでした。好きでもいやでもなかったのですが、ただ習いに行っていました。途中で先生が引越しされ来れなくなって、それから次に紹介された先生のことろに行き、中学、高校、なんとなく習い、大人になっても機会があれば習い、
とうとう三味線まで買った私です。母が80歳の時三味線をしたいとモラルの仲間で先生をしている方にならない出し、ついでに私も60の手習いと習い始めてそろそろ7年目が来ます。
三味線はとても難しく、また面白い曲ではないので母は早々にギブアップ。私はそのまま続けています。
すべて母がきっかけをつくってくれたことを今日はしみじみと感じて、感無量です。
今孫にそのきっかけを作り、二人で習っています。
by nizicanvas | 2014-06-28 22:01 | つれづれ

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