夜回り先生の講演
2009年 10月 28日
夜回り先生の話
昨日近くの町に「夜回り先生」として有名な水野治氏が講演に来られました。とても関心のある問題なので聞きに行きました。会場が素晴らしかったけど、その場所の三咲町についてはまた案内します。
先生のお話はとても早口でしたが、話は具体的、ユーモアたっぷりで、しかも随所に毒舌調で、ぎくっとさせられ、大変面白く、感動的に聞くことができました。
始終笑いが絶えなかったけど、その内容は壮絶、悲惨。今日本がそんなにひどい状態なのか怒りと不安と恐怖と情けなさと、聞いていられない話でした。そんな中、寒い夜も暑い夜も黙々と子どもたちを思ってただただひたすらに駆け回る水野先生には心から頭が下がります。敬意を表します。
悲惨な状態の説明はここではやめて、先生が私達に訴えていることは、子どもを大切に育てること。愛をいっぱいかけて育てること。愛は子どもをしっかり認め、褒めることで与えられる。子どもの自己肯定感を育てる。子どもに喜びの心を与える。子どもに声をかけて孤独にしない。温かい家庭をつくる。などなどです。当然の話ですが、いかに今の日本ではそれがなされていないかを語られました。
子どもに愛情をかけて子どもの心が癒されるような育児、教育が大切なことをしっかり感じました。
また親が子どもの前で喧嘩すると子どもの心が傷つけられて不登校などの原因になる。という話も納得します。夜の世界に流れていく子どもたちを止めるには、行かさないようにするには親や教師の暖かい心が必要なことを訴えていました。
子どもと一緒に感動することを味わってほしいともいわれました。子どもたちは心からの愛、喜び、感動に飢えているのですね。
それにショックな話、リストカットする子どもたちが多いのは、よく行き届いた環境に住む子どもたちらしいのです。つまりは心から大切にされていることを感じるのではなく、形だけのつじつまをあわしているだけの社会作りかもしれません。整った環境、しかし暖かさも優しさもない、笑いも喜びも癒しもない社会といえるでしょう。個人主義的な、干渉もなければ本当の助け合いもないというのでしょう。
今恐ろしいのは覚せい剤などの薬物。随分手軽に使われ、大きな問題になっていますが、長年使っていると骨がぼろぼろになって、なくなった後の火葬でも骨は残らないのだそうです。また長年薬を使っている人は、もう末期状態になって死ぬしか手のほどこすことはできないという状態になったとき、痛みの緩和で楽に死なせるためのモルヒネが効かなくなっていてそれはそれは悲惨なのであることを話されました。
覚せい剤の恐ろしさなど、学校でも家庭でもしっかり教えることは当然ですが、温かい優しい家庭が一番大切だと感じます。
昨日近くの町に「夜回り先生」として有名な水野治氏が講演に来られました。とても関心のある問題なので聞きに行きました。会場が素晴らしかったけど、その場所の三咲町についてはまた案内します。
先生のお話はとても早口でしたが、話は具体的、ユーモアたっぷりで、しかも随所に毒舌調で、ぎくっとさせられ、大変面白く、感動的に聞くことができました。
始終笑いが絶えなかったけど、その内容は壮絶、悲惨。今日本がそんなにひどい状態なのか怒りと不安と恐怖と情けなさと、聞いていられない話でした。そんな中、寒い夜も暑い夜も黙々と子どもたちを思ってただただひたすらに駆け回る水野先生には心から頭が下がります。敬意を表します。
悲惨な状態の説明はここではやめて、先生が私達に訴えていることは、子どもを大切に育てること。愛をいっぱいかけて育てること。愛は子どもをしっかり認め、褒めることで与えられる。子どもの自己肯定感を育てる。子どもに喜びの心を与える。子どもに声をかけて孤独にしない。温かい家庭をつくる。などなどです。当然の話ですが、いかに今の日本ではそれがなされていないかを語られました。
子どもに愛情をかけて子どもの心が癒されるような育児、教育が大切なことをしっかり感じました。
また親が子どもの前で喧嘩すると子どもの心が傷つけられて不登校などの原因になる。という話も納得します。夜の世界に流れていく子どもたちを止めるには、行かさないようにするには親や教師の暖かい心が必要なことを訴えていました。
子どもと一緒に感動することを味わってほしいともいわれました。子どもたちは心からの愛、喜び、感動に飢えているのですね。
それにショックな話、リストカットする子どもたちが多いのは、よく行き届いた環境に住む子どもたちらしいのです。つまりは心から大切にされていることを感じるのではなく、形だけのつじつまをあわしているだけの社会作りかもしれません。整った環境、しかし暖かさも優しさもない、笑いも喜びも癒しもない社会といえるでしょう。個人主義的な、干渉もなければ本当の助け合いもないというのでしょう。
今恐ろしいのは覚せい剤などの薬物。随分手軽に使われ、大きな問題になっていますが、長年使っていると骨がぼろぼろになって、なくなった後の火葬でも骨は残らないのだそうです。また長年薬を使っている人は、もう末期状態になって死ぬしか手のほどこすことはできないという状態になったとき、痛みの緩和で楽に死なせるためのモルヒネが効かなくなっていてそれはそれは悲惨なのであることを話されました。
覚せい剤の恐ろしさなど、学校でも家庭でもしっかり教えることは当然ですが、温かい優しい家庭が一番大切だと感じます。
by nizicanvas
| 2009-10-28 00:00
| 旅、食、生活、店