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自然食と育児とお産と落ちこぼれ派

 落ちこぼれ自然食派
私の本を手にしてくださる方の中には「自然食」派の方、自然食に関心をもたられ方が多いのではないかと思います。自然育児、自然なお産を志す人たちには当然食生活もそれに感心をもつれるわけですから、それらの本を読むと必ず自然食に関係する人たち、書物に
出会います。それらを読むと「すごいな、よくここまで実践されてきたこと」という思いと「私にはできなかった」という思い、羨望と後悔と諦めに似た思いが湧いてきます。
私は若い頃とても熱心な自然食派でした。健康に感心をもっていた私は学生時代に自然食のことを紹介され、その集まりに行きました。そこで「マクロビィオティック」という陰陽の無双原理に基づいた宇宙観の食事学を学びました。実行できなくてもその理論に惹かれてかなり熱心に勉強しました。
当時は桜沢リマ先生もご活躍でその料理教室に通いました。その頃は小川みち先生、大阪正食協会の岡田会長をはじめ桜沢如一氏の愛弟子たちが活躍しておられる時代でしたのでたくさんの方の指導をいただきました。東京から津山に帰って勉強のために大阪まで髄分通ったものです。そして津山で自然食の普及運動をしていました。
しかし、私はその実行がいつも中途半端でした。結婚し、子供ができ、かかわる人が多くなり、正食の実行がますます難しく、夫や親戚の人たちともなどとも食事をトラブルがあり、とてもストレスの多い生活になってきました。そこで正食をはなれ、少し幅を広げた菜食へ移行し、いつのまにか適当な自然食派になっのです。
 最近図書館で大森一え著「自然食派ママの食事と出産、育児」の本をみつけ読んでみました。大森一えさんの旦那さんに昔指導をいただいたことがあります。富士山で七合食の合宿に参加したときでした。七合食とはお米とお塩と水、神様の食事という意味です。
 奥様はその他にも料理の本を出されていますが、お産や子育ての本まで出されていることに驚きました。その本は平成17年、いまから三年前に出されています。今でもそんなに厳重なことを実践している方がたくさんいるのだと感心しています。
その本の中には厳重に正食を実行され素晴らしいお産や育児をされている方も紹介され、なかなかよい本です。自然食の店、自然育児の会、自然出産の病院なども紹介されています。関心をもつたれる方は読んでみられるといいと思います。
 自然食は好きですし、今でも心がけていますが、かなりアバウトです。正食からみたらとんでもない落第生になってしまいました。だから私の本ではアバウトな食事しか勧めていません。管理栄養士で活躍の幕内秀夫さんが勧められている程度のもの「穀類野菜の和食を中心にした食事」にとどめています。どの人の教えを選ぶかはその人の思考と意思とそして環境だと思います。 落第生だからそれなりのことしか紹介できないのです。そしてそんな紹介の仕方も私は必要だと思っています。世の中は命を慈しんで育てようとする奇特な人たちと食べたいもの、便利なものに偏った命を考えない食生活を平気で行う人たちの二分化があきらかなようです。願わくば命を慈しみ大切に育てる生きたか、食のあり方、お産のあり方、子育てのあり方を学ぶ人たちが増えたらいい・・・。
by nizicanvas | 2008-08-02 02:33 | 育児、教育、マタニティー

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