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by nizicanvas

なんと乱暴な本でしょう

 まったくわけの分からない不快な育児書
 時々読んでいてこれは違うだろうと不快になる本に出会います。特に育児書に関しては
読み手がその本を参考にすることが多いので、そのもたらす影響が大きいからそんな本に出会うと不安になってきます。新聞で『その子育ては科学的に間違っています』(国米欣明著・三一社)という本の宣伝があり、そのタイトルに興味をもって早々に取り寄せて読んでみましたが、読みながら大変不愉快になったのです。しかし、なるほど、たしかにそうだという面もあります。これは大切なことだと思えることも少なくはないのですが、あまりにの極論に驚いています。その本では今のおかしな事件の根本は育児の間違いにあり、それは子供中心の育児だ。というのです。その子供中心とは●お乳はほしがるときに与えるのは間違い ●だっこもおんぶも添い寝も子供中心の甘やかし ●泣いたらすぐ対応しないと情緒不安定になるは間違い・・・。母乳育児も否定、カンガールケアーも否定のさまざまな育児論。
 というような内容です。これらの育児方は間違っていると説明していますが、著者は医者ですが、いろいろな問題を混乱して捉えているように思います。頭がすっきり整理されていないりのです。よく押さえて読まないと危険なこともあると心配に成ります。
 このブログでこの問題をどう説明していこうか、その説明にはあまりに長くなりそうだし、さてどうしようかと思いつつ書いています。
 確かに手のかけすぎは問題です。愛情過多、過保護、過干渉が今日の子供達のわがままな状態を作っています。だからこの人のいわれることももっともなところがあります。
しかし、それは愛情ではなく、親のエゴ、利己心、自分中心主義です。自己満足や不安解消、親の考え、価値観、生きた方の間違いなのです。子供の成長にとってどう対応してあげるのがよいのかを考えていなくて、まさに自分の所有物のように子どもを扱うのを愛情と捉えていることに問題があります。それがよくわかっていないのです。この著書の方は。岡山県津山市出身と書いてあり、岡山大学病院関係で仕事をされている方だからよけいに気になります。
 おんぶも抱っこも添い寝も母乳も、ずっーと日本では当たり前のようにされてきていました。慈しみ大切にされて育った子はやっぱり素晴らしいのです。乳幼児期に親の暖かい庇護を受けつつ、だんだんと自立していくように仕向けていくことが大切です。
 今、大きな事件を起こしている、わがままで手に追えない子というのは、本当に豊かな愛情
をいっぱいもらってはいないのです。むしろ放任です。過保護、過干渉です。それらは愛情ではないのです。
 私は『いのちを育む』という本にその違いを分かりやすく書きました。そしてまた次に出したい本にも、そのことを分かりやすく整理して書きたいと思います。
 最初に出版した『はじめまして赤ちゃん』にも、子育ての手順と方法として「子育てABC&D」
を書きました。
 世の中には極端なことをいう人が多すぎます。時期やことをよくわきまえて言ってほしいと思います。たとえば「出ないときには必ずしも母乳でなくてもいい」といわれると「じゃあ母乳でなくてもいいんだ」という風に解釈して、母乳育児を放棄してしまう人が少なくありません。「手をかけるから自立できない子が育つ」といわれると「だから手をかけないようにしよう」
となる傾向にあります。赤ちゃんはまずは母乳を与え、抱っこし、できるだけ手をかけ、目をかけ、よい刺激を与えて慈しんで育てることが一番です。だんだんと大きくなっていくに従い
我慢させたり、駄目ということも増えてきますが、どこで見守り、どこで手をかけるか、何を教えるか、そんなさまざまなことが必要とされるのであることを忘れてほしくないなと思います。
 子供の「発達」について知ることがどう対応するかの大きなヒントになります。子育てで迷える人は一度私の『いのちを育む』の「育児、育自、共育」の部を読んでほしいなと思います。
 この不愉快になる本を読んでいて、早く次の本を出したいと思いました。こんなことでは育児をしている人が気の毒です。
 
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by nizicanvas | 2007-12-01 00:08 | 育児、教育、マタニティー