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森を作った校長

「あいたくて、あいたくて
   学校に森を作った校長の話
 ミコーこと山田養蜂場主催の文化講演会で「森を作った校長の話」の
講演会に出かけました。なぜ学校に森を作り、それを勧めているか、山之内義一郎先生の体験的お話でした。木を植え育てることで子供たちの心が育つ、の話には大変納得しました。子供たちは森に、「会いたくて、会いたくて、学校に来るとまっさきに森に行くのです。子供たちのそんな姿に心の中から込みあげる気持ち、何かしようとする気持ち、木を愛するという内発性の気持ちが育っているのに気づきました。といわれたことには特に感動しました。
 そういえば・・・・・・、先般「日本一素晴らしい学校」というのを紹介しました。長野県上田市の教育委員会の取り組みで、市内の小中学校改革に取り組み多大な成果を出している話です。インターネットにも出ているのでぜひ見てほしいのですが、そこでは花を育てるという取り組みをされています。いろいろと研究した結果、花を育てるのが一番子供の心によいということで花つくりを選んだそうですが、今日の話で、そうか植物を植える
育てるということで、「会いたくて、会いたくて、いとしくて、いとしくてたまらない素晴らしい心、愛のこころ、慈愛の心が育まれるのだな」と分かりました。
 そこで今日の質問時にそのことを話しましたが、山之内先生は「花は種をまいて花が咲いて一年だけですが、木はずーと長い時間をかけて成長するのを見守れるから森のほうがもっといいでしょう」といわれました。
 なるほど! いずれにしても、自然は素晴らしい教育をしてくれるのだと
思いました。たくさんの木が集まる森というのは特に特別な雰囲気があり、子供たちの命と木の命のつながりを感じるといわれていました。
荒廃した教育をたてなおすのには、そんな方法もあるのだと感心しました。
森とは数本でも一坪でも木が集まれば森になります。その森を作るには
学校だけでなく、父兄、地域社会の協力と理解が必要です。そこから地域との連携意識が生まれ、それこそ郷土愛が生まれるのです。
 いろいろな取り組みができるものだと感心しました。インターネットで「森を作った校長」で出ています。2001年には三年B組み、金八先生のドラマで取り上げられたそうです。私は「森を作った校長」という春秋社の本を購入しました。今読んでいるところです。
「森つくりを通して大人たちもまた地域のいのちとのつながりを取り戻した」。日本は高度成長で鎮守の森だけでなく、その意識を失ってしまいました。今、それを取り戻すことが大人たちの急務であると思いました。木のいのちと人間のいのちがつながり、人間と自然と地域社会がひとつになる。素晴らしい感覚ではないでしょうか。そして私は何ができるでしょうか。
by nizicanvas | 2007-09-01 22:17 | 旅、食、生活、店

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