脳神経外科の頸椎と腰椎 狭窄症の手術の体験記より
2015年 09月 22日
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体験記の一部を掲載します
(一)「手術の成功」とは
手術の後はまず気になるのが「果たして手術は本当に成功したのか」ということだ。こまかい私の腰痛手術体験の前に、私が体験を通して、まずは外見では分かりにくい「手術の結果」について書いてみる。
術後「(悪い所は)綺麗に取れました」という医師の報告にほっとはするものの、患者側の方は痛み等が取れて、今まで悪かったところが改善して、全快して初めて「成功」という確信、手術してよかったという安心がわくように思う。
私も医師から「うまくいきましたよ」と言われたものの、時がたつにつれて「果たして?」という不安を感じることも時々あった。
手術後三か月もたつとまだ克服できない痛みや痺れに対して「手術は本当に成功したのかな、まだ悪い所があるのではないかな」という思いに駆られ、焦りにも似た不安を感じることがさらにあった。
『腰椎手術はこわくない』(金沢脳神経外科病院院長 佐藤秀次著)の本の中で「手術が成功したかどうかの自己判断には 麻酔から覚めたとき、痛みが取れいてれば成功。腰や下肢をまっすぐ伸ばして仰向けに寝られば成功」とある。
それを読んで「ああそれなら私は大成功だ」と思った。
よく聞くことだが、「脊椎関係の手術はしびれ等が治るのには時間がかかるし、完全に元の状態に戻るのは難しい。症状がゼロと言うのは難しい」
だから完全に元に戻ることを成功の基準にしてはいけないのではないかと思うようになった。
素人ながら私は手術が改善の終わりではなく、改善の始まりかもしれないと思った。そして俗によく言われる「後は養生」ということ、それが成功をもたらすものになると思えてきた。
そもそも「手術の成功をもたらすもの」とは何か、私はその要素は三つのあるといってよいと思っている。その三つとは
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回復はリハビリから始まる