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子育て支援

カナダの子育て支援についての体験的な本『地域から生まれる支えあいの子育て』を読みました。子育てについて地域の人たちや行政が工夫して力を合わせて実現している様子が細かく書かれていました。素晴らしいことだと感心しながら読みました。しかし日本もだいぶ進歩しているのではないかと思います。私の子育て時期に比べて。子育ては大変です。家事も大変です。単純な仕事ですか、気の抜けない、思うようにならないことが多く、本当にお母さんは大変です。それに対してまわりの理解は十分ではありません。男性の理解は口先だけで、お母さんの心に寄り添ったねぎらいや支援がどれほどあるかというと、疑問です。それはもう仕方ないことかもしれないと思うのです。体験したことがないから。だから家事と育児を責任もってすることの体験のチャンスを持つべきなのでしょう。
とにかく、乳幼児期をもった親への理解や支援を地域や行政がしてあげることは必要です。ということは認めます。しかし、その網にかかろうとしない人たちが多いのも事実です。小学校の参観日の懇談に参加した娘が参加者が少ないと言っていました。学年最後なのに、お菓子も出てみんなで盛り上げたいのに少ないのです。
昔から懇談に集まる人は少なかった。それだけ子供のことに関心を寄せる人が少ないのか、面倒なのかといつも思いました。懇談に重きをおいていないのでしょう。最近目にする記事「母親だけが育児をしなければならないことはない」は気になります。もちろん父親や祖父母や地域のみんなが育児にかかわり、みんなで育てていくことは大切ですが、育児は結局はお母さんの役目なのです。産んだのですからどうにもならないのです。臍のをがつながっていたのですから。でも喜びも多い、やりがいもある、そして大変な時期はいっときです。そのうちお母さんを必要としなくなる時期も来ます。今私など息子に相手にもされません。支援してもらっても育児のほとんどは自分でしなきゃいけないし、そこにまた絆が生まれるのです。
そしてある種の人たちは、日本の育児を徹底的に批判しますが、それも納得いかないものです。そんなに欧米の育児が素晴らしいのでしょうかね。犯罪も離婚も多い欧米で。今回の震災で日本人の人柄について多くの国から称賛され、日本人が見直されています。そんな日本人を育てたのは日本のお母さんです。
ところで、私も地域の子育てサークルを立ち上げて30年くらいになります。今日も子育てサークルを開催しました。私のサークルは必ずお母さんの勉強会がつきます。子供たちで遊ばせて親は指導者の下で学びです。おしゃべりしながら、楽しい学びになっていると思います。美味しいものもいただいて。そんな会でお母さんたちの役に立ちたいと続けてきました。多くの人たちが立ち寄ってくれたり、ずーと仲間として活動したり、勉強したりしています。
私の会はモラロジーに属しての会ですから、なかなか一般人が気楽に来ていただくことにならないのですが、
本当はそうしたいと思います。別にむずかしいことを学ぶのではなく、子育て、自分育てにとても参考になり、いい学びができると思います。モラロジーと名がついていると敬遠されるのでしょうね。何か特別なものに入っているように。
心の教えであるモラロジー組織の中で立ち上げているのが発展しないネックのようです。しかしお母さんには子育ての勉強、自分育ての勉強してよい人生を進んでほしいと思いますし、子供たちも健康で幸せな人生を生きて欲しいと思います。そんな素晴らしいことをしていると自負しています。だからもっと広げたいと思うのですが、力不足で残念です。
by nizicanvas | 2012-02-28 22:01 | 育児、教育、マタニティー

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